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令和 4年第 1回定例会-02月21日-01号
令和 4年第 1回定例会−02月21日-目次

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  1. 蕨市議会 2022-02-21
    令和 4年第 1回定例会-02月21日-01号


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    最終取得日: 2023-05-20
    令和 4年第 1回定例会-02月21日-01号令和 4年第 1回定例会             令和4年第1回蕨市議会定例会                議事日程(第1日)                              令和4年 2月21日                              午前10時  開 会 1 開  会 2 開  議 3 継続審査に対する委員長報告  (1) 議会運営委員会委員長 池 上 智 康 議員 4 会議録署名議員の指名 5 会期の決定 6 請願の委員会付託 7 市長の施政方針表明 8 提出議案の上程、提案説明  (1) 議案第 1号 蕨市消防団条例  (2) 議案第 2号 蕨市予防接種健康被害調査委員会条例  (3) 議案第 3号 職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例
     (4) 議案第 4号 蕨市国民健康保険税条例の一部を改正する条例  (5) 議案第 5号 蕨市放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例  (6) 議案第 6号 蕨市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の保育料に関する条例の一部を改正する条例  (7) 議案第 7号 蕨市療養費等資金貸付条例を廃止する条例  (8) 議案第 8号 令和3年度蕨市一般会計補正予算(第9号)  (9) 議案第 9号 令和3年度蕨市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)  (10)議案第10号 令和3年度蕨都市計画事業錦土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)  (11)議案第11号 令和3年度蕨市介護保険特別会計補正予算(第3号)  (12)議案第12号 令和3年度蕨市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)  (13)議案第13号 令和3年度蕨市公共用地先行取得事業特別会計補正予算(第1号)  (14)議案第14号 令和4年度蕨市一般会計予算  (15)議案第15号 令和4年度蕨市国民健康保険特別会計予算  (16)議案第16号 令和4年度蕨都市計画事業錦土地区画整理事業特別会計予算  (17)議案第17号 令和4年度蕨市介護保険特別会計予算  (18)議案第18号 令和4年度蕨市後期高齢者医療特別会計予算  (19)議案第19号 令和4年度蕨市公共用地先行取得事業特別会計予算  (20)議案第20号 令和4年度蕨市立病院事業会計予算  (21)議案第21号 令和4年度蕨市水道事業会計予算  (22)議案第22号 令和4年度蕨市公共下水道事業会計予算  (23)議案第23号 教育委員会教育長の任命の同意について  (24)議案第24号 埼玉県市町村総合事務組合の規約変更について  (25)議案第25号 専決処分の承認を求めることについて  (26)議案第26号 市長及び副市長の諸給与支給条例及び蕨市教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例  (27)議案第27号 職員の給与に関する条例の一部を改正する条例 9 散  会 ◇出席議員  17名  1番 武下 涼 議員    2番 宮下奈美 議員     3番 中野たかゆき 議員  4番 今井陽子 議員    5番 古川 歩 議員     6番 本田てい子 議員  8番 榎本和孝 議員    9番 小林利規 議員    10番 大石圭子 議員 11番 保谷 武 議員   12番 根本 浩 議員    13番 山脇紀子 議員 14番 三輪かずよし 議員 15番 一関和一 議員    16番 前川やすえ 議員 17番 池上智康 議員   18番 大石幸一 議員 ◇欠席議員 1名  7番 鈴木 智 議員 ◇職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名  小谷野賢一 事務局長     津田 伸一 事務局次長  助石 高士 調査係長 ◇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者  頼高 英雄 市長       松本 隆男 教育長  佐藤 慎也 理事       伊藤 浩一 総務部長  阿部 泰洋 市民生活部長   根津 賢治 健康福祉部長  高橋 稔明 都市整備部長   野崎 好伴 消防長  渡部 幸代 教育部長     飛澤 正人 水道部長  田谷 信行 病院事務局長   佐藤 則之 政策企画室長 午前10時0分開議 ◇出席議員 17名    1番     2番     3番    4番     5番     6番    8番     9番    10番   11番    12番    13番   14番    15番    16番   17番    18番 ◇欠席議員 1名    7番 ◇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者            (前に同じ) △開会と開議の宣告 ○保谷武 議長  ただいまの出席議員は17名であります。  所定の人員に達しておりますので、これより令和4年第1回蕨市議会定例会を開会いたします。  直ちに、本日の会議を開きます。   ━━━━━━━━━━━━━━━━議事日程の報告 ○保谷武 議長  お手元に配付いたしました議事日程のとおり、本日の議事を進めます。  なお、本日配付いたしました書類は、  議事日程  会期日程(案)  請願文書表  以上であります。よろしくご審議、ご参照のほどお願いいたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━継続審査に対する委員長報告議会運営委員会委員長報告 ○保谷武 議長  最初に、今定例会にかかわる議会運営委員会委員長の報告を求めます。  議会運営委員会委員長 17番 池上智康議員。     〔17番 池上智康議員 登壇〕 ◎17番(池上智康議員) おはようございます。ただいまより議会運営委員会のご報告を申し上げます。  去る2月16日、令和4年第1回蕨市議会定例会にかかわる議会運営委員会を開催いたしましたところ、次の事項が決定いたしましたので、ご報告いたします。  1、会期は、2月21日月曜日から3月24日木曜日までの32日間とする。  2、代表質問及び質疑の発言通告は、2月24日木曜日午前11時までとする。  3、一般質問発言通告は、3月7日月曜日の午後4時までとする。  4、委員会の開催日程は、次のとおりとする。  予算決算常任委員会全体会、3月3日木曜日、本会議終了後、議場。3月22日火曜日午前10時、議場。  総務常任委員会・分科会、3月4日金曜日午前10時、議場。  環境福祉経済常任委員会・分科会、3月7日月曜日午前10時、議場。  教育まちづくり分科会、3月8日火曜日午前10時、議場。  5、議案第23号「教育委員会教育長の任命の同意について」は、3月1日火曜日の本会議において委員会付託を省略し、即決する。  6、事前に配付した「新型コロナウイルス感染症に関する本会議等の対応について」のとおり感染予防対応を実施する。  また、今定例会において本会議における代表質問、質疑、一般質問については、必要最小限の職員の出席を求めることとし、これにより本会議に出席しない職員については、委員会室及び議場控室で待機することとする。  さらに、今定例会以降、本会議における水分補給については、水差しを廃止し、議場出席者の水筒(ラベルレスのペットボトルを含む)の持ち込みを可とする。  以上で、報告を終わります。
    ○保谷武 議長  以上で、議会運営委員会委員長の報告を終わります。   ━━━━━━━━━━━━━━━━会議録署名議員の指名 ○保谷武 議長  次に、会議録署名議員の指名でありますが、会議規則第88条の規定により私から指名いたします。  15番 一 関 和 一 議員  16番 前 川 やすえ 議員  以上2名の方にお願いいたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━ △会期の決定 ○保谷武 議長  次に、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。  今定例会の会期を本日21日から3月24日までの32日間とすることにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○保谷武 議長  ご異議なしと認めます。  よって、今定例会の会期を本日21日から3月24日までの32日間とすることに決しました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━ △請願の委員会付託 ○保谷武 議長  次に、今定例会で審議対象となる請願を議題といたします。  今定例会で審議対象となる請願は、1件であります。  お手元に配付いたしました請願文書表のとおり所管の委員会に付託いたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━ △市長の施政方針表明 ○保谷武 議長  次に、市長の施政方針表明を行います。  頼高英雄市長。     〔頼高英雄市長 登壇〕 ◎頼高英雄 市長  おはようございます。本日、ここに令和4年第1回蕨市議会定例会を招集申し上げましたところ、議員各位には公私とも大変お忙しい中、ご参集を賜り、厚く御礼を申し上げます。  今定例会は、令和4年度の当初予算を初めとする重要な案件をご審議いただくことになりますが、この際、私がこれからの市政運営に臨む基本的な考え方や新年度予算の編成方針、さらには予算の概要と主な事業について申し上げ、議員各位並びに市民の皆さんのご理解とご協力をお願いする次第であります。  さて、2年以上に及ぶコロナ禍は、市民生活や地域経済に大変厳しい影響を及ぼしてきましたが、蕨市ではこの間、市民に最も身近な自治体として6回にわたり市独自の新型コロナ緊急対策を実施し、水道基本料金4カ月分の無料化や厳しい状況にある市内小規模企業者に対する2回にわたる応援金、市立病院を中心とする検査・診療体制の強化、電子商品券「織りなすカード」など、新型コロナから市民の皆さんの健康と暮らし、地域経済市内事業所の営業を守るため全力を挙げてきました。  国の経済対策についても、昨年末の子育て世帯臨時特別給付金では、少しでも早く給付金をお届けするため、年内の現金支給に対応するとともに、市独自にひとり親世帯に対し、上乗せ支給を行いました。  さらには、現在進めている住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金でも、すぐに必要とする方々を対象に、早期申請の受付を行い、1月26日には県内でいち早く支給を開始するなど、迅速な対応に努めております。  感染対策の決め手とされるワクチン接種についても全庁的な体制で推進し、地元医師会や市民の皆さんのご協力により高齢者の93%、対象者全体でも86%の方が2回の接種を行い、現在3回目の接種も加速化させています。  年明けからオミクロン株による感染の急拡大により、1月21日から再び埼玉県にもまん延防止等重点措置が適用されていますが、県の確保病床使用率が61%に達するなど、医療提供体制が逼迫するとともに、各地で保育施設の休園が相次ぐなど、社会機能の維持への影響も懸念される事態となっています。  こうした中、蕨市では地域医療の拠点である市立病院において、多い日には1日100名を超える発熱外来での検査・診療や患者の受け入れ体制の拡充など、コロナ対応に全力を尽くすとともに、保健所業務が逼迫する中、市として自宅療養者に対し、県との覚書に基づく情報が提供され次第、パルスオキシメーターや食料品、日用品を迅速に届けるなどの支援を行っており、その数は、1月以降で1,278件に上っています。  さらには今回の第6波では、子どもたちへの感染が広がっていることから、抗原検査キットをすべての児童・生徒・園児に配布するとともに、保育士や教員など、エッセンシャルワーカーの方が活用できるよう、市内の小・中学校や保育園、障害者福祉施設にも配布し、大切な社会機能の維持にも取り組んでいるところです。  私は、このように刻々と状況が変化するコロナへの対応に当たり、市長として重視してきたことは、市民の命と健康、暮らしを守るために必要なことには「前例にとらわれず、即座に決断し実行する」ことです。  市職員は、業務多忙な中、その対応に総力を上げて奮闘していますが、今、市民の暮らしを支える自治体の真価を発揮することが求められており、それは、私が市長就任以来進めてきた「あったか市政」の原点を貫くことでもあります。  「未来は、行動の先にある」、これは、マイクロソフトの創業者、ビル・ゲイツ氏の言葉ですが、私は、直面するコロナ対応に迅速かつ全力で「行動」するとともに、蕨の未来を見据えた取り組みにおいても、たゆまず、着実に「行動」していくことが市民の健康と暮らしを守るとともに、蕨の豊かな未来をつくり上げていく道であると確信しています。  蕨市ではこの間、コロナ対応に全力を挙げつつ、蕨の玄関口にふさわしい駅前再開発や市民サービス災害対応の拠点としての市役所庁舎の整備、そして、県内でも大変早い段階での学校体育館へのエアコン設置学校ICT教育の本格的な推進など、将来ビジョンと「あったか市政」第2ステージのマニフェストに基づき、未来への飛躍に向けた取り組みも着実に進めてきました。  こうした取り組みの成果の上に立って、令和4年度は、「コロナ禍を乗り越え、蕨の未来と活力をつくる」をテーマとして、第1に、「市民を守る新型コロナ対策」に引き続き全力を尽くすこと、第2に、将来ビジョンや「あったか市政」第2ステージのマニフェストの推進・加速化を図ること、この2つを重点課題に位置づけ、蕨の市政運営を進めてまいります。  それでは、初めに、1つ目の重点課題である「市民を守る新型コロナ対策」について申し上げます。  依然として高い水準での感染拡大が続く中、市民の健康を守り、感染拡大を食いとめる上で、3回目のワクチン接種の加速化が最重要課題となっています。  国の方針では当初、追加接種の対象について2回目の接種から8カ月経過とされていましたが、蕨市では、その後の前倒し方針を受けて、65歳以上の高齢者の皆さんについては1月31日から、64歳以下の市民の皆さんについても2月14日から6カ月への前倒しを行いました。その結果、3回目の接種状況は、現在、高齢者については53.4%、対象者全体でも19.0%となっており、国や県の平均を上回るスピードで接種が進んでいます。  今後も新たに市民体育館での集団接種を行うなど、接種体制を拡充し、さらなる加速化を図るとともに、5歳から11歳の子どもへの接種についても基礎疾患のある子どもを優先しながら、2月28日から開始する予定です。  また、利用者の皆さんが安心して市内公共施設をご利用いただけるよう、公民館や児童館などの公共施設においてトイレの手洗い蛇口自動水栓化施設入り口への非接触検温器の設置など、感染対策をさらに充実させるとともに、消防本部において酸素ステーションの設置にも対応できるエアーテント資機材などを整備してまいります。  生活支援経済対策では、この間、ひとり親世帯への市独自の給付金や市内事業所感染対策経費への補助、PayPayキャンペーン第2弾などに取り組んできましたが、今後の感染状況を踏まえて、新年度においても機動的に対応していきたいと考えています。  新型コロナによる影響は、引き続き厳しいものがありますが、新年度も市民を守る新型コロナ対策に全力を挙げてまいります。  続いて、2つ目の重点課題である「将来ビジョンとマニフェストの推進・加速化」についてです。  ここでは子育て支援やにぎわい、自治体DXなど、これからの「まちの未来と活力をつくる3つの重点事業」と「未来への3大プロジェクト」を力強く進めてまいります。  まず、「まちの未来と活力をつくる3つの重点事業」の1つ目は、「子育てしたいと思えるまちづくり」です。  ある不動産会社の調査で昨年、「埼玉でカップルに人気の駅」ランキングで蕨駅が大宮駅に次いで2位、「ファミリーに人気の駅」で4位に入りました。このような若い世代にとって最も重要なテーマの1つが子育てでありますが、少子高齢社会の中で、まちの未来、活力に直結する「子ども・子育て支援」のさらなる拡充を図ってまいります。  まず第1は、こども医療費無料化の拡大です。  蕨市では県南地域でいち早く中学卒業までの医療費無料化を実施してきましたが、さらにことし10月から入院についてのこども医療費無料化の対象を18歳までに拡大し、子育て世帯経済的負担の軽減を図ってまいります。  第2は、保育園及び学童保育室のさらなる増設です。  蕨市では、私が市長就任以来、大幅な保育施設の増設を進め、昨年4月には保育園の待機児童がゼロとなりましたが、今後も保育ニーズの増大に対応するため、令和4年度は4月に新たな認可保育園1園を増設します。また、学童保育室についても新たに1室増設するほか、夏休みなどの学校休業日の開始時間を30分繰り上げ、さらに利便性の向上を図ってまいります。  第3は、小学校体育館へのエアコン設置です。  子どもたちを猛暑から守り、教育環境のさらなる向上を図るとともに、避難所としての機能を高めるため、今年度の中学校3校に引き続き、新年度は、北小学校及び中央小学校体育館エアコン設置工事を実施します。あわせて次年度の整備に向けて小学校2校の設計を行います。  重点事業の2つ目は、「にぎわいあふれる元気なまちづくり」です。  蕨市は、中山道蕨宿など歴史と文化の豊かなまちであるとともに、これから再開発が本格化する蕨駅周辺を中心とした利便性の高い都市機能をあわせ持つまちでありますが、こうした強みを生かし、まちのさらなる活力向上を図ってまいります。  第1は、蕨駅西口市街地開発事業の着工に向けた取り組みです。  この事業は、「蕨の玄関口の再生と魅力づくり」を目的に、蕨の顔となる駅前広場の再整備や「わらび食とふれあいのストリート」をコンセプトとする商業業務施設行政センターと図書館を中心とする公共公益施設都市型住宅、プロムナードの整備など、蕨のにぎわい創出と魅力の向上、選ばれる都市づくりを進めていくものです。  新年度は、再開発組合を中心に、いよいよ着工に向けて大きく動き出す年となりますが、具体的な取り組み内容については、未来に向けた3大プロジェクトの中で申し上げます。  第2は、「中心市街地活性化プラン」によるにぎわいづくりの推進です。  新年度は、ことし3月に新たに策定予定の中心市街地活性化プランに基づき、蕨ブランド協会と連携し、サブリース事業などの積極的な空き店舗対策事業を初め、回遊性を生み出す交流拠点の整備を行うエリアリノベーション事業を進めていくとともに、にぎわい創出事業として「さよなら私のクラマー」と連携した取り組みや「蕨ブランド」の第3期の認定を行うなど、蕨の新たな魅力を創出してまいります。  第3は、「わらびりんご」によるまちづくりのさらなる推進です。  蕨で生まれ、日本一早く実がなる「わらびりんご」は、広く市民に親しまれるとともに、メディアにもたびたび注目され、サイダーに続く商品化第2弾である「わらびりんごシャーベット」が「埼玉県新商品アワード2020」に入賞するなど、蕨の地域資源として大きく成長してきました。  新年度は、ふれあい交流協定を結ぶ片品村の農家との連携による生産体制の強化や新たな商品開発など、わらびりんごによるシティプロモーションを推進してまいります。  重点事業の3つ目は、「自治体DXの推進」です。  蕨市では昨年4月よりデジタル化推進担当を設置し、市役所業務行政サービスデジタル化に向けて取り組んできましたが、新年度は、自治体DX、デジタル・トランスフォーメーションを推進し、市民サービスの向上と市役所事務の効率化を進めてまいります。  第1は、市役所窓口でのキャッシュレス決済の導入です。  今年度は、税金や水道料金へのスマホ決済を導入しましたが、新年度は、住民票の写しや戸籍証明書など、市民課発行の証明書などの手数料についてクレジットカードや電子マネーQRコードに対応した電子決済を導入してまいります。  第2は、「スマート窓口」設置に向けた異動受付支援システムの導入です。  「スマート窓口」は、転入などの住民異動や住民票の写しなどの交付申請で来庁した市民の皆さんが異動届や各種申請書類を書かずに受付ができるもので、来年秋の新庁舎開庁にあわせて導入してまいります。  第3は、市役所業務へのAI・RPAの導入です。  AI・RPAの活用は、自治体DXの中心的な課題の1つでありますが、新年度は、税務システムなどにAIやRPAを活用した取り組みを導入し、データの自動入力などにより職員の業務負担を軽減し、効率化を進めてまいります。  そのほかデジタルデバイド対策として、高齢者などデジタル技術に不慣れな方でも活用ができるよう市内7つの公民館でのスマホ教室などを開催いたします。  続いて、蕨の未来に向けた3大プロジェクトについて申し上げます。  1つ目の「超高齢社会に対応したまちづくり」では、第1に、地域包括ケアシステムの構築に向けた取り組みの推進です。  新年度は、高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施を進め、地域包括支援センターと連携したフレイル予防の啓発を行うとともに、閉じこもり防止や認知症施策など、地域包括ケア実現に向けた各種事業を推進してまいります。  第2に、将来構想に基づく市立病院の充実に向けた取り組みです。  市立病院ではこの間、救急医療を初め、地域医療を支える中核病院としての役割を果たすとともに、新型コロナの対応においても公的医療機関として重要な役割を担ってきました。新年度においても引き続き、ワクチン接種や発熱外来などの新型コロナ対応を初め、市民の健康を守るために全力を挙げるとともに、現行の経営改革プランにかわる「蕨市立病院経営強化プラン」を策定し、安定経営を目指してまいります。  加えて地域医療構想の動向にも注視しつつ、建てかえを含む市立病院の耐震化と老朽化対策についてさらなる検討を進め、その方向性を取りまとめてまいります。  2つ目の「蕨の玄関口にふさわしい駅前再開発の推進」では、事業推進の母体となる再開発組合において新型コロナ感染拡大に配慮しつつ、権利者の意向を確認し、調整を図りながら権利変換計画の取りまとめが行われましたが、現在、認可の取得に向けた手続が行われています。  また、地区内では、建築物等の除却解体工事に向けてテナントの転出や居住者の転居等が行われており、新年度の本格的な工事着手に向けて準備が進められています。  本事業は、権利者の皆さんはもとより、蕨市にとっても未来への発展に向けた一大事業でありますので、再開発組合の活動に対し、引き続き支援を行い、令和7年度の竣工を目指して着実に事業を推進してまいります。  3つ目の「市民サービス災害対応の拠点となる市役所の建替え」では、昨年7月に着工した新庁舎建設工事は、地下の解体やくい工事を経て、これから基礎躯体工事に着手し、新年度はいよいよ建物本体の工事に入ります。秋には鉄骨の骨組みができ上がり、下半期から内外装工事や設備工事を進め、令和5年6月の完成を予定しています。  新庁舎は、令和5年秋の開庁を見込んでおりますが、基本理念である「~歴史・文化を活かし『未来の蕨』を創造~人と環境にやさしく、市民に親しまれ、安全でコンパクトな庁舎」の実現に向け、引き続き周辺の安全対策や近隣住民への配慮などを十分行いながら、着実に事業を進めてまいります。  それでは、令和4年度蕨市一般会計予算の概要について申し上げます。  歳入においては、歳入の根幹をなす市税収入を前年度比5億2,000万円増の114億5,000万円、地方交付税は2億2,000万円増の16億円、国庫支出金は約3億2,100万円増の約56億5,100万円と見込んだほか、繰入金は約3億2,000万円増の約14億2,700万円、市債は約14億3,500万円減の約26億5,900万円と見込みました。  一方、歳出においては、新庁舎建設費用や跨線橋の修繕工事委託、駅西口地区市街地再開発事業補助金などの建設関連予算、民間認可保育園や民間学童保育室の増設、入院に係るこども医療費無料化の拡充などによる子育て関連予算の増額のほか、新型コロナウイルスワクチン接種事業の費用や自治体デジタル・トランスフォーメーションの推進費用などを計上し、予算総額は前年度比0.5%増で、過去最大となる278億8,000万円となりました。  特別会計は、国民健康保険や錦町土地区画整理事業など5つの会計からなり、その総額は153億100万円、病院、水道、下水道の企業会計合計額は61億7,760万2,000円で、以上の全会計を合わせた蕨市全体の予算規模は493億5,860万2,000円となりました。  次に、将来ビジョンに掲げるまちづくりの6つの基本目標及び将来ビジョン推進プランⅡに沿った行財政運営の主な施策について申し上げます。  1点目の「安全で安心して暮らせるまち」では、災害に強い都市基盤づくりに向けて橋りょう改修を計画的に推進し、新年度は、今年度に引き続き塚越陸橋跨線部の修繕及び耐震化を進めるとともに、蕨跨線人道橋の修繕工事を実施してまいります。  また、防災対策として指定避難所となる小・中学校の敷地内への非常用応急給水栓の整備について、これまで整備した6校に加え、新年度は塚越地区の3校を整備するとともに、消防本部の指令台設備の部分更新にあわせて指令台を3階へ移設し、水害への備えを強化してまいります。  2点目の「豊かな個性を育み子どもたちの未来輝くまち」では、保育環境の充実に向け、保育園の増設に加え、4月からわらび幼稚園において保育を必要とする0から2歳児を対象とした預かり事業を実施します。  また、こども医療費については、これまでは蕨市・戸田市の医療機関において窓口での支払いを必要としない現物給付が可能でしたが、10月から県内全域の医療機関での現物給付化に対応できるようシステムを改修し、子育て世帯の利便性向上を図ってまいります。  教育では、学校トイレ環境の改善のため、南小学校、中央東小学校、第一中学校のトイレを改修するとともに、学校給食センターの長寿命化に向けて洗浄室・調理室の換気設備更新工事を行います。  3点目の「みんなにあたたかく健康に生活できるまち」では、産後間もない時期のお母さんの心身の健康状態を把握し、産後うつなどの予防を図るため、産婦健康診査の助成金を新たに設けるとともに、産後に心身の不調や育児不安が認められる場合に助産師が訪問保健指導や育児相談などを行う産後ケア事業を行います。  また、国民健康保険や後期高齢者医療において糖尿病患者に対し、医療機関への受診勧奨や保健指導の実施により、症状の悪化による人工透析への移行を防ぎ、健康寿命の延伸と医療費の増加抑制を図る糖尿病性腎症重症化予防対策を実施します。  4点目の「にぎわいと活力、市民文化と歴史がとけあう元気なまち」では、中心市街地活性化プランに基づき、各種事業を推進するとともに、2022年版「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」に蕨市が選定されたことを受け、「さよなら私のクラマー」のオリジナルグッズの作成など、アニメツーリズムを推進してまいります。  さらに図書館では、これまで来館することが難しかった方を含め、いつでもどこでも読書が楽しめ、コロナ禍の中の新しい生活様式にも対応した読書環境の充実を図るため、電子図書館サービスを開始することとしました。初年度は、電子書籍2,500冊程度を導入し、今後、充実を図っていく考えです。
     5点目の「快適で過ごしやすく環境にやさしいまち」では、新年度に令和5年度から14年度までの10年間を期間とする「第3次環境基本計画」の策定を行い、SDGsの進展や脱炭素社会の実現など、これからの時代に対応した環境にやさしいまちづくりのさらなる推進に向けて施策を取りまとめてまいります。  また、市民の憩いの場である公園については、令和2年度に策定した「公園施設長寿命化計画」に基づき、新年度は、市内外で人気の高い大荒田交通公園の改修に向けた設計を行うとともに、錦町地区で今後整備を予定している6つの公園について基本構想を策定し、特色ある公園づくりを目指してまいります。  錦町土地区画整理事業については、令和3年度の国の第1次補正予算も活用し、新年度には繰越明許費分6棟とあわせて28棟の家屋移転を計画しており、着実な推進を図ってまいります。  6点目の「一人ひとりの心でつなぐ笑顔あふれるまち」では、ことし3月策定予定の蕨市多文化共生指針の概要版を5カ国語で作成し、市民に広く周知していくとともに、多言語翻訳機を購入して窓口業務等で活用していくなど、指針に基づく多文化共生のまちづくりを推進してまいります。  市民との協働によるまちづくりでは、協働提案事業で、ウィズコロナ・アフターコロナ期における地域活性化などをテーマとして、多世代交流による母子ケア事業やひきこもり相談支援など5つの事業を実施してまいります。  続いて、将来ビジョン推進プランⅡに沿った行財政運営の取り組みについて申し上げます。  歳入確保並びに市税等の収納率の向上に向けて、さらに収納対策を強化するため、滞納整理事務の経験を有する徴収専門員を1名配置するほか、滞納者の預貯金照会デジタル化サービスを利用して迅速な滞納整理を図るとともに、埼玉県との共同プロジェクトチームについて、新年度は、県税事務所職員2名の派遣を受け、蕨市における個人市県民税の滞納整理を推進します。  国民健康保険税については、これまで市民の暮らしと健康を守る立場から、一般会計からの繰り入れによる財政支援により県内で最も低い水準に抑えてきましたが、法律改正により国保の広域化が図られ、埼玉県の第2期国保運営方針において「令和9年度から県内の保険税水準を統一化する」との方針が決定されたことから、蕨市においてもさらなる保険税の見直しが避けられない状況となりました。  そこで、保険税の見直しについて国民健康保険運営協議会に諮問を行った結果、昨年12月、「被保険者の負担が急激に増加することがないよう段階的な改定を基本とする」との答申をいただいたことから、本答申に基づき、税率改定のための条例改正案を今議会に提出させていただきました。なお、見直し後も蕨市の保険税は、県内において低い水準となる見通しです。  最後に、次期総合計画策定に向けた取り組みです。  蕨の最上位計画である「コンパクトシティ蕨」将来ビジョンは、計画期間が令和5年度までであることから、これに続く次期総合計画について次なる10年の蕨のまちづくりを見通しながら、令和4年度からの2カ年で策定することとし、新年度は、現将来ビジョンのフォローアップや市民意識調査の実施、ワークショップの開催などを行ってまいります。  「明けない夜はない」、これはシェイクスピアの有名な戯曲「マクベス」における父親の命を奪われた王子マルカムの言葉ですが、シェイクスピアが生きた時代は、ペストが世界的に流行した時代でもありました。それだけに、このセリフにはペストを初め、当時の社会不安を乗り越えようとする人々の希望が込められているようにも感じられます。  現在のコロナ禍も幾度となく感染の波が繰り返され、イベントや飲食を通じたふれあい、団らんなどの制限が続き、ともすれば希望を失いかねない状況にあります。  しかし、コロナ禍にあってもワクチンや経口薬の開発が進み、医療体制が強化され、それを乗り越えるための条件も整いつつあります。  そして、コロナ禍を通じて改めて人と人のつながりやともに支え合う地域社会の大切さが再認識されていますが、それは蕨のまちの強みでもあります。  私は、必ずやポストコロナの時代において蕨のよさである豊かなコミュニティを生かし、未来に向けて住み心地ナンバーワンと言える蕨のまちづくりを進めていくことができるものと確信しており、コロナ禍を乗り越え、蕨の未来と活力をつくるために市長として引き続き全力を尽くす決意であります。  市議会並びに市民の皆さんには、このような全国に誇れる蕨のまちづくりになお一層のお力添えをお寄せいただきますよう心からお願いを申し上げ、令和4年度の施政方針表明といたします。ありがとうございました。 ○保谷武 議長  以上で、市長の施政方針表明を終わります。   ━━━━━━━━━━━━━━━━ △提出議案の報告 ○保谷武 議長  次に、提出議案の上程、提案説明に入ります。  今定例会に提出されました案件は、議案27件であります。  これより事務局長に朗読させます。  小谷野賢一議会事務局長。     〔議会事務局長朗読〕 ○保谷武 議長  以上、朗読のとおりであります。   ━━━━━━━━━━━━━━━━ △議案第1号~議案第27号の一括上程 ○保谷武 議長  議案第1号から議案第27号まで、以上27件を一括議題といたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━ △提案理由の説明 ○保谷武 議長  直ちに、提案説明を求めます。  佐藤慎也理事。     〔佐藤慎也理事 登壇〕 ◎佐藤慎也 理事  おはようございます。ただいま上程になりました議案の提案理由のご説明を申し上げます。  議事日程の順序に従い、条例案よりご説明いたします。  議案第1号「蕨市消防団条例」は、消防団員の数が減少傾向にあることを踏まえ、消防団員の処遇を改善するため、出勤報酬を新たに設けるとともに、消防団について定めている3件の条例を整理し、統合して新たな条例を制定するものであります。  あわせて附則において「蕨市消防団の設置、名称及び区域を定める条例」「蕨市消防団員定員条例」「蕨市消防団員の任用、給与、分限及び懲戒、服務その他身分取扱いに関する条例」を廃止するものであります。  議案第2号「蕨市予防接種健康被害調査委員会条例」は、市が実施した予防接種によるものと疑われる健康被害について医学的見地から調査を行う「蕨市予防接種健康被害調査委員会」の設置について必要な事項を定めるものであります。  あわせて附則において委員長及び委員の報酬額を定めるものであります。  議案第3号「職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例」は、国家公務員の休暇等の制度改正にならい、所要の改正を行うものであります。  主な内容は、非常勤職員の育児休業及び部分休業の取得要件のうち、「引き続き在職した期間が1年以上」の要件を廃止するとともに、本人または配偶者の妊娠・出産等を申し出た職員に対する育児休業制度等の周知、育児休業の取得意向の確認のための措置のほか、育児休業を取得しやすい環境の整備に関する措置を任命権者に義務づけるものであります。  議案第4号「蕨市国民健康保険税条例の一部を改正する条例」は、蕨市国民健康保険運営協議会からの答申を受け、国民健康保険税の保険税率を改定するとともに、地方税法及び地方税法施行令の一部改正に対応するため、所要の改正を行うものであります。  主な内容は、保険税率について基礎分の資産割及び均等割、後期高齢者支援金分の所得割及び均等割並びに介護納付金分の所得割をそれぞれ改めるとともに、課税限度額について基礎課税額を61万円から63万円に、介護納付金課税額を16万円から17万円にそれぞれ改めるほか、新たに未就学児に対する均等割軽減措置を設けるもので、いずれも令和4年度以降の国民健康保険税について適用するものであります。  議案第5号「蕨市放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例」は、土曜日を含む学校休業日における施設の開所時間を30分早め、午前8時30分から午前8時に改めるものであります。  なお、施行期日は、令和4年度の夏季休業開始日にあわせ、令和4年7月21日とするものであります。  議案第6号「蕨市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の保育料に関する条例の一部を改正する条例」は、月の途中に利用を開始し、または終了した場合におけるその月の保育料を日割りによるものに改めるものであります。  議案第7号「蕨市療養費等資金貸付条例を廃止する条例」は、国による高額療養費の現物給付化により所期の役割が終了したことに加え、貸付金の返還が完了し、収入未済が解消されたことから、条例を廃止するものであります。  議案第8号「令和3年度蕨市一般会計補正予算(第9号)」は、21億2,999万5,000円を増額し、総額を327億2,843万5,000円とするものであります。  歳出では、国の補正予算に対応して申請期限が延長された新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金を増額するとともに、住民基本台帳システムに係る修正委託料や学校教育活動における感染症対策用品の購入に係る経費を計上しております。  このほか法改正により健康管理システムに係る修正委託料を増額するとともに、新型コロナウイルス感染拡大により中止となった林間学校のキャンセル料を計上しております。  また、各特別会計への繰出金の調整や前年度精算に基づく国・県支出金の返還金を計上するほか、職員人件費や委託料、工事請負費、負担金などを実績等により増減し、財政調整基金ほか2基金については、原資を積み増ししております。  歳入では、新型コロナウイルス感染症の経済的影響が想定より少なかったことなどを勘案し、市民税個人分及び法人分を増額する一方で、課税標準の特例により減収が見込まれる固定資産税及び都市計画税を減額し、その補填財源として新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補填特別交付金を計上しております。  また、増収見込みにより法人事業税交付金を増額するほか、交付決定に基づき、地方特例交付金を増額するとともに、国の補正予算による追加交付等により普通交付税を増額しております。  国・県支出金では、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を増額するほか、「さよなら私のクラマー」とのコラボプロジェクトによる魅力発信に対し交付される魅力ある地域づくり事業補助金を計上するとともに、対象事業費の増減等に基づき、負担金等を増減しております。  諸収入では、配分金の増により戸田競艇事業収入を増額するほか、駅西口地区市街地再開発事業における転出補償金を計上するとともに、市債では、普通交付税の追加交付を勘案して臨時財政対策債を減額するほか、対象事業費の減により各事業費を減額しております。  このほか後年度の財政負担に備え、財政調整基金及び公共施設改修基金からの繰入金全額を繰り戻しております。  第2条繰越明許費の補正は、橋りょう改修工事委託料外9事業について追加、第3条地方債の補正は、臨時財政対策債外4事業費に対する限度額を変更するものであります。  議案第9号「令和3年度蕨市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)」は、3,708万7,000円を増額し、総額を73億3,608万7,000円とするものであります。  歳出では、職員人件費の増減のほか、実績等により傷病手当金を増額するとともに、前年度精算に基づき、療養給付費に係る県補助金の返還金を増額しております。  歳入では、国・県支出金において新型コロナウイルス感染症の影響に伴う保険税減免等に対する補助金を計上するほか、一般会計繰入金等により財源調整を図っております。  議案第10号「令和3年度蕨都市計画事業錦土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)」は、1億5,170万9,000円を減額し、総額を13億429万1,000円とするものであります。  歳出では、職員人件費の増減のほか、土地開発公社経営健全化計画に基づく土地購入費を計上する一方で、契約差金や国庫支出金の減額により工事請負費や補償金などを減額しております。  歳入では、交付決定に基づき、国庫支出金を減額し、起債対象事業費の減に伴い市債を減額するほか、一般会計繰入金等により財源調整を図っております。  第2条繰越明許費は、補償金について翌年度に繰り越して使用するための予算措置を、第3条地方債の補正は、限度額の変更をするものであります。  議案第11号「令和3年度蕨市介護保険特別会計補正予算(第3号)」は、1,456万1,000円を増額し、総額を56億7,443万8,000円とするものであります。  歳出では、職員人件費の増減を初め、実績等に基づき、通所型サービス費を増額しております。  歳入では、国・県支出金及び支払基金交付金を増額するほか、一般会計繰入金等により財源の調整を図っております。  議案第12号「令和3年度蕨市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)」は、2,707万6,000円を減額し、総額を8億9,892万4,000円とするものであります。  歳出では、決定通知に基づき後期高齢者医療広域連合納付金を減額し、歳入では、実績等に基づき保険料を減額するほか、一般会計繰入金等により財源調整を図っております。  議案第13号「令和3年度蕨市公共用地先行取得事業特別会計補正予算(第1号)」は、361万3,000円を増額し、総額を2,361万3,000円とするものであります。  歳出では、実績等に基づき委託料及び土地購入費を減額し、歳入では、実績に基づき一般会計からの土地売払代金を増額するほか、前年度繰越金を増額し、歳入が歳出を上回る分は、一般会計繰出金で財源の調整を図っております。  第2条繰越明許費は、土地購入費について翌年度に繰り越して使用するための予算措置をするものであります。  議案第14号「令和4年度蕨市一般会計予算」は、前年度比1億5,000万円増の総額278億8,000万円といたしました。  歳出よりご説明申し上げます。  第1款議会費は、議会運営に要する人件費や物件費など2億4,113万1,000円を計上いたしました。  第2款総務費は、市役所新庁舎建設事業費を初め、新庁舎完成にあわせて運用開始予定の異動受付支援システムの導入費用や次期総合計画策定のための基礎調査費用のほか、参議院議員選挙費など45億2,265万2,000円を計上いたしました。  第3款民生費は、障害者や高齢者、児童等への福祉施策、生活保護費などのほか、国民健康保険や介護保険、後期高齢者医療の特別会計繰出金を合わせて125億2,442万4,000円を計上いたしました。  高齢者福祉施策では、高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施を図るため、高齢者への個別的な支援や健康教育などに携わる職員を配置する費用などを計上し、児童福祉施策では、ことし4月開設予定の保育を必要とする生後6カ月から2歳児を対象とした幼稚園における一時預かり事業の費用や民間保育園管理運営委託においてことし4月開園予定の民間認可保育園1園を含む計10園分を計上、民間留守家庭児童指導室運営では、ことし4月開設予定の1室分の運営費補助を増額計上したほか、保育所等の質の確保及び向上のため、巡回支援指導員を配置する費用やことし10月診療分から拡充する18歳までの入院に係るこども医療費無料化の費用などを計上いたしました。  第4款衛生費は、新型コロナウイルスワクチン接種事業費を初め、産後うつ予防や新生児への虐待予防のほか、産婦健康診査の助成費や産後ケア事業費を新たに計上するほか、第3次環境基本計画の策定費用など25億7,907万円を計上しております。  第5款労働費は、勤労青少年ホームの管理運営経費や勤労者住宅資金融資預託金など1,097万円を、第6款農林水産業費は、地域資源である「わらびりんご」のさらなる進展に向けた補助金を新たに計上するほか、農業委員会の運営経費など851万円を計上しております。  第7款商工費は、観光事業や中小企業支援策など2億2,426万円を計上いたしました。中心市街地活性化では、新プランに基づくエリアリノベーション事業や、わがまちにぎわいプロジェクト事業への補助金を新たに計上するほか、第3期目となる蕨ブランドの認定に要する費用、「さよなら私のクラマー」と連携した取り組みを展開し、アニメツーリズムを推進するための事業費などを計上いたしました。  第8款土木費は、道路・公園等の維持管理や錦町土地区画整理事業及び公共用地先行取得事業の特別会計繰出金などの都市基盤整備に26億6,992万円を計上しております。  道路・橋りょう整備では、舗装道等補修工事費を初め、橋りょう長寿命化に向けた改修工事及び設計費用を計上いたしました。  都市計画事業では、蕨駅西口地区市街地再開発事業に対する組合への補助金、中央第一地区まちづくり事業の費用などを計上しております。公園関連では、大荒田交通公園の施設改修工事の設計費用、錦町土地区画整理事業区域内にある今後整備予定の6つの公園について基本構想を策定する費用などを計上いたしました。  第9款消防費は、消防署及び消防団の運営経費を初め、消防施設の整備や災害対策用備品並びに備蓄品経費など8億4,648万円を計上いたしました。  消防施設の整備では、経年劣化による漏水防止のため、消火栓の補強修理費用を計上するほか、新型コロナウイルス感染対策用資機材の購入費用などを計上しております。  第10款教育費は、24億3,622万4,000円を計上いたしました。学校施設の整備では、小学校体育館への空調設備設置工事において小学校2校分の設計費用及び北小学校と中央小学校への設置工事費を計上するとともに、東小学校屋上防水工事などを計上しております。  このほかインターネット上で電子書籍の貸し出しを可能とする電子図書館サービスの導入費用や学校給食センターの換気設備更新工事費などを計上いたしました。  第11款公債費は、16億9,731万6,000円を計上し、第12款諸支出金は、土地開発公社への補助金や地方公共団体金融機構納付金など、第13款は予備費の計上であります。  次に、歳入についてご説明申し上げます。  第1款市税は、新型コロナウイルス感染症の経済的影響が前年度当初の想定よりも減少したことなどを勘案し、個人市民税は、前年度比約3億6,800万円の増、法人市民税は、前年度比約8,900万円の増、固定資産税及び都市計画税では、土地の課税標準額の据置措置の終了などにより前年度比約6,200万円の増と見込み、市税全体では前年度比5億2,000万円の増の114億5,000万円を計上いたしました。  第2款地方譲与税から第9款地方特例交付金は、交付実績を勘案し、それぞれ見込んでおります。  第10款地方交付税は、交付実績や国の地方財政対策、臨時財政対策債発行額などを勘案し、普通交付税と特別交付税をあわせて前年度比2億2,000万円増の16億円を計上いたしました。  第11款交通安全対策特別交付金は、交付実績を勘案し、800万円、第12款分担金及び負担金は、保育園や留守家庭児童指導室の保育料など収入実績を勘案し、1億9,439万8,000円、第13款使用料及び手数料は、市営住宅使用料や自転車等駐車場登録手数料など、3億1,926万7,000円をそれぞれ計上いたしました。  第14款国庫支出金は、56億5,084万3,000円を計上し、保健衛生や福祉サービス事業に係る負担金・補助金、社会資本整備総合交付金のほか、新型コロナウイルスワクチン接種事業費負担金や新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金などを計上しております。  第15款県支出金は、17億6,884万6,000円を計上し、福祉サービス事業などに係る負担金・補助金、県税徴収に係る委託金や参議院議員選挙費委託金などを計上しております。  第16款財産収入は、西口有料駐車場などの土地賃貸料や駅前民間保育園などの建物賃貸料など6,948万4,000円、第17款寄附金は、ふるさとわらび応援基金寄附金の収入実績を勘案し、1,100万円をそれぞれ計上しております。  第18款繰入金は、14億2,670万8,000円を計上し、うち財政調整基金より8億1,670万8,000円、公共施設改修基金より2億5,000万円、市庁舎整備基金より3億4,000万円を計上しております。  第19款繰越金は、前年同額の1億5,000万円を計上し、第20款諸収入は、戸田ボートレース事業収入を前年同額の2億5,000万円計上したほか、学校給食費など総額で7億7,695万4,000円を計上いたしました。
     第21款市債は、新庁舎整備事業に19億960万円、臨時財政対策債を4億1,000万円と見込むなど総額で26億5,850万円を計上しております。  また、第2条の債務負担行為は、新庁舎整備に係る備品購入の期間と限度額を第2表のとおり設定、第3条では、地方債の借り入れ条件の設定、第4条では、一時借入金の最高額の設定、第5条では、歳出予算の流用についてそれぞれの条文のとおり定めるものであります。  議案第15号「令和4年度蕨市国民健康保険特別会計予算」は、前年度比4,400万円増の総額71億5,900万円といたしました。  歳出では、給付実績などを勘案して見込んだ保険給付費のほか、国民健康保険事業費納付金などを計上しております。また、保健事業では、糖尿病患者等に対して医療機関への受診勧奨や保健指導を実施するため、後期高齢者医療特別会計と共同で外部委託する費用を新たに計上しております。  これら歳出予算に充当する財源は、国民健康保険税は税率改正案に基づき計上しており、そのほか県支出金、一般会計繰入金などであります。  第2条は、歳出予算の流用について条文のとおり定めるものであります。  議案第16号「令和4年度蕨都市計画事業錦土地区画整理事業特別会計予算」は、前年度比100万円増の総額14億5,700万円といたしました。  歳出では、建物22棟分の移転補償金や仮設住宅整備工事費、街路築造工事費などを計上しております。  これら歳出予算に充当する財源は、国庫支出金や一般会計繰入金、市債などであります。  第2条地方債は、借り入れ条件を第2表のとおり定めるものであります。  議案第17号「令和4年度蕨市介護保険特別会計予算」は、前年度比1億7,400万円増の総額55億5,100万円といたしました。  歳出では、給付実績を勘案して保険給付費を見込んだほか、保険料の賦課徴収並びに認定・給付事務に要する経費などを計上いたしました。また、包括的支援事業では、地域包括支援センター運営委託費用や在宅での生活をサポートする費用などを計上しております。  これら歳出予算に充当する財源は、第1号被保険者の保険料を初め、国・県支出金や支払基金交付金、一般会計繰入金などであります。  第2条は、歳出予算の流用について条文のとおり定めるものであります。  議案第18号「令和4年度蕨市後期高齢者医療特別会計予算」は、前年度比1億600万円増の総額10億3,200万円といたしました。  歳出では、高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施の一環として、国民健康保険特別会計と連携した糖尿病患者への保健指導の費用などを新たに計上するほか、被保険者証の郵送や保険料徴収などの経費、健康診査費用、埼玉県後期高齢者医療広域連合への納付金などを計上しております。  これら歳出予算に充当する財源は、後期高齢者医療保険料や広域連合からの委託金、一般会計繰入金などであります。  議案第19号「令和4年度蕨市公共用地先行取得事業特別会計予算」は、前年度比8,200万円増の総額1億200万円といたしました。  歳出では、中央第一地区まちづくり事業用地の先行取得費用や測量及び鑑定に要する経費を計上しております。  これら歳出予算に充当する財源は、一般会計への事業用地売払収入や一般会計繰入金などであります。  議案第20号「令和4年度蕨市立病院事業会計予算」は、第2条の業務の予定量を、入院患者数を延べ3万4,675人、外来患者数を延べ12万5,990人と見込みました。  第3条の収益的収入及び支出は、事業収益、事業費用ともに32億2,131万3,000円と見込んでおります。  第4条の資本的収入及び支出は、資本的収入を325万6,000円、資本的支出を9,023万円計上しております。主な建設改良費としてレーザー光凝固装置や先端湾曲ビデオスコープの購入費などを予定しております。  なお、資本的収入において収入額が支出額に対して不足する額8,697万4,000円については、損益勘定留保資金で補填する予定であります。  このほか第5条から第9条までは、それぞれ条文のとおり設定するものであります。  議案第21号「令和4年度蕨市水道事業会計予算」は、第2条の業務の予定量を、給水戸数を4万100戸、年間総給水量を795万4,770立方メートルとして、1日平均給水量を2万1,794立方メートルといたしました。  第3条の収益的収入及び支出は、事業収益を14億3,639万2,000円、事業費用を14億209万3,000円と見込んでおります。  第4条の資本的収入及び支出は、資本的収入を9,650万9,000円、資本的支出を9億1,895万2,000円計上しております。  主な建設改良事業として配水管路1,986メートルの布設及び更新などを予定しております。  なお、資本的収支において収入額が支出額に対して不足する額8億2,244万3,000円については、損益勘定留保資金等で補填する予定であります。  このほか第5条から第9条までは、それぞれ条文のとおり設定するものであります。  次に、議案第22号「令和4年度蕨市公共下水道事業会計予算」は、第2条の業務の予定量を、処理区域内人口を7万3,300人、年間総排水量を1,186万立方メートルとして、1日平均排水量を3万2,494立方メートルといたしました。  第3条の収益的収入及び支出は、下水道事業収益を16億2,172万1,000円、下水道事業費用を15億5,419万6,000円と見込んでおります。  第4条の資本的収入及び支出は、資本的収入を3億6,307万6,000円、資本的支出を8億59万3,000円計上しております。  建設改良事業は、錦町土地区画整理事業の進捗に合わせて整備を進めている雨水管渠築造工事約156メートル、汚水管渠築造工事約345メートルのほか、下水道管路長寿命化を進めるための管路改修工事などを予定しております。  なお、資本的収支において収入額が支出額に対して不足する4億3,751万7,000円については、損益勘定留保資金等で補填する予定であります。  このほか第5条から第9条までは、それぞれ条文のとおり設定するものであります。  議案第23号「教育委員会教育長の任命の同意について」は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定に基づき、松本隆男さんを再び教育委員会教育長に任命したいので、議会の同意を求めるものであります。  議案第24号「埼玉県市町村総合事務組合の規約変更について」は、埼玉県都市競艇組合の名称変更に伴い、埼玉県市町村総合事務組合規約の変更について地方自治法第286条第1項の規定により協議したいので、同法第290条の規定により議会の議決を求めるものであります。  議案第25号は、「令和3年度蕨市一般会計補正予算(第8号)」について、地方自治法第179条第1項の規定により令和3年12月22日に専決処分したので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めるものであります。  専決処分とした理由は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中で、さまざまな困難に直面した方々に対し、速やかに生活・暮らしの支援を行う観点から、住民税非課税世帯等に対し、臨時特別給付金を支給するための経費について予算措置に急を要したためであります。  なお、財源は国庫支出金を歳出と同額計上しております。  議案第26号「市長及び副市長の諸給与支給条例及び蕨市教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例」は、人事院勧告を受けての国家公務員の給与改定に準じて所要の改正を行うものであります。  改正内容は、市長、副市長及び教育長の期末手当について、令和4年度以降の支給割合を6月・12月支給分ともに2.225月から2.15月に改めるとともに、特例措置として令和4年6月支給分において令和3年12月支給分の0.15月分を減額するものであります。  議案第27号「職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」は、議案第26号と同様の理由により令和4年度以降の期末手当の支給割合を6月・12月支給分ともに再任用職員以外の職員は1.275月から1.2月に、再任用職員は0.725月から0.675月にそれぞれ改めるとともに、特例措置として令和4年6月支給分において再任用職員以外の職員は、令和3年12月支給分の0.15月分を、再任用職員は同じく0.1月分を減額するものであります。  あわせて附則において会計年度任用職員には、この特例措置を適用しないことを定めるものであります。  報告第1号は、「損害賠償の額の決定について」であります。  これは、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、昭和47年3月28日、議会の議決により指定された事項を専決処分したもので、同条第2項の規定により報告するものであります。  最後に、「令和4年度蕨市土地開発公社事業計画及び予算」及び「令和4年度一般財団法人蕨市施設管理公社事業計画及び収支予算」を地方自治法第243条の3第2項の規定により提出いたしました。  以上で、説明を終わります。 ○保谷武 議長  以上で、提案説明を終わります。   ━━━━━━━━━━━━━━━━ △日程の報告 ○保谷武 議長  以上をもちまして本日の日程は全部終了いたしました。  なお、代表質問及び議案に対する質疑の発言通告は、24日木曜日の午前11時まで、一般質問発言通告は、3月7日月曜日の午後4時までに本職あてご提出願います。  次の本会議は、3月1日火曜日午前10時であります。時間厳守の上、ご参集願います。   ━━━━━━━━━━━━━━━━ △散会の宣告 ○保谷武 議長  本日は、これをもちまして散会いたします。  午前11時16分散会   ━━━━━━━━━━━━━━━━...